肌のうるおい保持機能は皮脂膜?

344591

素肌をキレイにしたいのなら、なくてはならないのが肌のうるおいです。肌には、自らうるおいを蓄える機能があり、その機能が十分に発揮されていれば、みずみずしく、柔らかく、美しい肌を保つことができます。

では、肌のうるおいは、どこで、どのようにして保持されているのでしょう?肌のうるおい保持機能は3段階にわたっています。まず、いちばん外側でうるおいを守っているのが「皮脂膜」です。

皮脂膜は皮脂と汗などが混ざってできた天然のうるおいヴェール。0.5ミクロンという薄さで肌表面をコートして水分の蒸発を防いでいます。

皮脂膜の下でうるおいを保持しているのが、角層にある「天然保湿因子」と「細胞間脂質」。天然保湿因子(NMF)は、角層細胞のなかで自分の重さの4倍もの水分と結合してうるおいをキープし、角層の柔軟性を保つ役割を担っています。

細胞間脂質は、角層内に存在する水分の約80%をキープしているうるおい保持機能の花形。角層細胞を積み重ねたブロックに例えるとそれをつなぎとめているセメントのような存在です。

細胞間脂質の主成分は、うるおい成分として注目の高いセラミド。形はマッチ棒のようで、頭部分が水となじみやすい親水基、棒状の部分が油となじみやすい高い親油基になっています。

角層内では、このマッチ棒が規則正しく並び(ラメラ構造)、親水基と親水基の間に水分をサンドイッチして、たっぷりのうるおいを保持しているのです。

細胞間脂質が細胞と細胞の間を隙間なく埋めていることで、肌は外部の気温、湿度、刺激から守られています。マイナス20度の極寒でも凍らず、たとえ湿度が0%になっても肌内の水分が0%にならないのは、細胞間脂質を筆頭にした肌のうるおい保持機能のおかげなのです。

スポンサーリンク

肌の弾力を保つ力

d2bd48bf65d4827ff276e4db6ff5cf7d_s

若々しいカギを握るハリ・弾力の源となっているのが、真皮にあるコラーゲン、エラスチン・ヒアルロン酸です。このうち、コラーゲンとエラスチンはタンパク質でできた線維で、切っても切れない関係。

コラーゲンは、真皮内にネット構造を張り巡らして真皮を支え、ベッドにたとえるならスプリングのような働きを担っています。このコラーゲンに巻き付いて、弾力を補強しているのがエラスチン。

エラスチンはゴムのような弾力を備えているため、腱や靭帯といった伸縮性に富んだ組織に多く含まれ、ベッドにたとえるなら、スプリングをつなぎとめている部分といえます。

ヒアルロン酸は粘性をもつムコ多糖類の一種で、コラーゲンやエラスチンの隙間を埋めるゼリー状のもの。1gで6リットルもの水分を抱え込むことのできるスーパー保水成分です。

この3つの弾力成分が真皮に十分に満ちていることで、内側からわきあがるようなハリと弾力が叶うのです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントの入力は終了しました。